ポールスミス(Paul Smith)の2021年秋冬ウィメンズコレクションが発表された

クラシックに交わる“サブカルチャー”の記憶

ポールスミス 2021年秋冬ウィメンズコレクション - クラシックと交わる“サブカルチャー”の記憶|写真2

メンズコレクションと同様、ポールスミス自身のデザインに影響を与えてきた“サブカルチャー”を着想源とした、今季のウィメンズコレクションクラシックなスタイルを基調に、華やかなサブカルチャーの記憶を織り交ぜてゆく

ポールスミス 2021年秋冬ウィメンズコレクション - クラシックと交わる“サブカルチャー”の記憶|写真19

ベースにあるのは、あくまで格調高いベーシックなアイテムの数々ゆったりとしたシルエットのステンカラーコートや、裾にかけてシャープに広がるオペラタキシードをアレンジしたロングコートに加え、4つボタンのクラシカルな表情のジャケットは、力強いゴールドのほか、シックな表情で仕上げたチェック柄なども揃えた

ポールスミス 2021年秋冬ウィメンズコレクション - クラシックと交わる“サブカルチャー”の記憶|写真8

テーラードジャケットやボタンを密に並べたブルゾンなどは、身体に心地よくフィットする端正なフォルムである一方、セットアップのパンツはワイドで、トップスと鮮やかにシルエットのコントラストをなす上品な生地感ながらも、裾にかけてすっと広がりアンクル丈でカットされて、軽やかな風を吹き込んでいる

ポールスミス 2021年秋冬ウィメンズコレクション - クラシックと交わる“サブカルチャー”の記憶|写真15

端正なウェアを彩るのは、ペイズリーをはじめとする華やかな柄だミニマルなフォルムに仕上げたドレスやセーター、パンツなどには、艶やかなペイズリーをのせてまた、ブランドを表徴するフラワーモチーフも、レトロに図案化してワンピースやプルオーバーに用いたり、レザーに3Dプリントで施してコートに採用するなど、多彩に変奏された